生存適者日記「〜学的思考」より

生物学的思考=ある環境において得をするように行動した者が生き残るという前提での思考

生物学は生命の機能や形態、構造をいろんな自然科学の指標で明らかにするものであり、必ずしもそのような前提は無いと思う。

例えば、分岐学の始祖鳥は鳥類か?などという判断において、骨しか残っておらず、断片的な前後の年代の近類動物の骨と比較し、系統だてられる。その際において進化論の前提はあるだろう。

仮に永久凍土などから始祖鳥の器官、あるいは分析可能なたんぱく質が出てこようものなら、骨格の分析だけでなく、分子生物学やら細胞生物学の出番が出てくる。これらにおいては、なんらかの前提など学問の妨げだと思う。